マイコプラズマ肺炎には抗生物質のジスロマック

風邪なのかな?風邪がひどくなったのかな?って思っていたらマイコプラズマ肺炎だったってことはあるかもしれません。肺炎の1つではありますが、マイコプラズマ肺炎には抗生物質のジスロマックがとても有効とされています。早めの対処が出来るように理解をしておいた方がいいでしょう。

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肺炎と言っても実はいくつも種類がある病気

      2016/12/13

肺炎とは肺の炎症性疾患のことで、実はいくつか種類がある病気です。

肺炎は細菌やウイルスなどの病原微生物が肺に入ってしまったことで炎症が起きている状態のことを言い、「細菌性」「ウイルス性」「非定型」の3つのタイプに分類することが出来ます。

細菌が原因になっている細菌性肺炎

その中で「細菌性」は、細菌が原因となって引き起こされるものです。

原因となる細菌で最も多いのが肺炎球菌で次にインフルエンザ菌が続きます。その他にも緑膿菌やクラブシエラ菌、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MARS)、黄色ブドウ球菌など様々な菌があります。これらの菌はのどや鼻の奥に存在する常在菌であることが多いです。

健康な時には影響を与えませんが、風邪を引いたりして免疫力が下がった時などに肺炎を引き起こすことがあります。細菌性のものは、細菌が肺胞にまで達することで感染し、その経路は気道を通って侵入する「経気道感染」がほとんどです。また、血液の循環を介して肺胞に到達して起きる「血液性感染」もありますが、あまり多くはありません。

ウイルスが原因になっているウイルス性肺炎

それから「ウイルス性」は、その名の通りウイルスによって引き起こされるものです。

その原因となるウイルスで最も多いのはインフルエンザウイルスです。

その他にもパラインフルエンザウイルス、RSウイルス、アデノウイルス、SARSウイルス(重症呼吸器症候群)などがあります。ウイルス性肺炎は細菌と合併して発症するケースが多く、比較的子供がかかりやすいと言われています。生後5か月から1年を過ぎた乳幼児の肺炎は、ウイルス性によるものがほとんどです。

インフルエンザは細菌性にも出てきていて勘違いしている人や知らない人も多いのですが、インフルエンザウイルスとインフルエンザ菌は別のものです。

多数の病原微生物が原因になっている非定型

「非定型」は、原因となる病原微生物が数多くあります。

最も多いのがマイコプラズマ属の真性細菌であるマイコプラズマで、晩秋から早春にかけて発症しやすいと言われています。子供や比較的年齢の若い人がかかりやすく、2~3週間の潜伏期間があります。マイコプラズマは長い期間咳が出るのが特徴です。

それから、クラミジアという病原微生物によって引き起こされるクラミジア肺炎があります。熱が出ることは多くなく、主に呼吸器障害の症状が出ます。その他にもレジオネラ菌が原因になるものなどもあります。

レントゲンをとると「細菌性」が白い影がはっきり写るのに対し、「非定型」はうっすらとした影が写るのが特徴です。また、白血球の数を調べると肺炎球菌などでは白血球の数が増えるのに対して「非定型」では、白血球の数はほとんど変わりません。